メディアは、これから 『英国メディア史』
大英図書館が「British Newspaper Archive」というサービスを開始した。このサービス何がすごいかというと、アーカイブしている情報量とその古さだ。なんと、1800年以降にイギリスで発行された新聞のほとんど全てをカバーしており、そのデータに自宅のPCから容易にアクセスできる(1700年代のデータもあるようだ)。1800年といえば日本は寛政12年、11代将軍徳川家斉の治世であり、伊能忠敬が蝦夷をせっせと測量していた時代である。世界に目をやれば、人口はまだ10億に満たず、欧州ではナポレオンが台頭していたと言えば、よりその時間の長さを感じられるだろうか。
ひとたび検索窓にキーワードを入れてみれば、その検索対象となっている新聞の多さに改めて目を見張る。何しろ、今後10年間で4000万ページのデジタル化を完了する予定である。記事の閲覧には年間約1万円が必要となるが、検索結果は無料で見ることができるので気になる検索ワードのヒット件数の時系列変化を見ても面白い。さすがは、Times、The Economist、Financial Timesなど世界のクオリティペーパーを輩出した英国といったところだろうか。 本書の対象の中心はそんな英国の、新聞、テレビ、ラジオである。これらのメディアがどのような背景から生まれ、どのように普及していったのか、また、どのように歴史を動かしてきたのかを概観することができる。新聞、テレビ、ラジオにフォーカスが絞られているとは言え、429ページの大著である。このボリュームと内容で1995円はお買い得だ。
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