多読がベスト! 【読書】実践!多読術 成毛眞
採点:★★★★☆
読書はするけど、何をどう読めばよいかに悩んでいる人におススメ。
著者の作品には本は10冊同時に読め!ではまって以来、ほとんど全て追いかけているが、この本も成毛節全開。小飼弾氏の新書がベストと併せて読めば、自宅の本棚が埋まること間違いなし。読書が如何に人生を豊かにするかを見にしみて感じることができる。
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小さな頃から周りと比べれば読書が好きなほうだったが、それでも週に1度くらい書店に行き、月に2~3冊程度読むくらいだった(それでも、著者推計では上位1割の本を読む部類に入るのかもしれないが)。コンサルタントになってからは、いわゆる「ビジネス書」も沢山読んだが殆どが面白くなかったし、何より仕事に役立つとは思えなかった。
ビジネス書に飽き飽きした頃、ネットサーフィン中に見つけた著者のブログで紹介されている本を気まぐれにアマゾンで注文してみると、そのことごとくが面白かった。特に、本は10冊同時に読め!で紹介されていたご冗談でしょう、ファインマンさんは何やらもやもや悩んでいた気分をすっかり吹き飛ばしてくれた。それ以来読書にどっぷりはまり込み、著者には遠く及ばないが読書人生を満喫している。読書の世界に導いてくれた著者には感謝至極である。
本を読む習慣はすっかり身についたので、今後注意すべきは以下の点だろう。
どんなにエライ先生が書いた本であっても、どんなに売れている本であっても簡単にその本の主張を信じてはいけない。物事には両面どころか多面が存在するからだ。そのためにもさらに多くの本を読むことが必要になる。
「Born to Run」(書評)を読んで沢山走るようになったし、「加速する肥満」(書評)を読んで食事の量を減らした程に影響されやすいのだ。気になった領域、衝撃を受けた本はその周辺もしっかり吟味するようにしよう。
科学書を読むことの重要性に関連して、理系の仮説構築・検証能力の重要性、必要性もテーマに挙げられている。
大学・大学院で化学の研究をしていたが、学生時代にこれらの能力を磨くことは出来ただろうか?自身の知りうる範囲では、仮説構築は教授などの教官が行い、学生がその検証のための実験を行うという場合が多かったように感じる。特に、優秀な教授のいる研究室では、いかに教授に忠実な「ソルジャー」になるかが重要であるという話も聞いたことがある。大学や学部の特色で大きくことなるのかもしれないが・・・
本書には、アマゾンに対するアドバイスやジュンク堂が名古屋店と松山店で「失敗した」理由などの本にまつわるウンチク、更には今後の出版・書籍業界の行く末に対する考察があるので、本好きは読まないわけにはいかないだろう。
本書を読んで購入した本2010年7月10時点(本書掲載本でアマゾン在庫切れのものが多い。アマゾンは動きが鈍いのかな?取次ぎの問題?)
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どんなにエライ先生が書いた本であっても、どんなに売れている本であっても簡単にその本の主張を信じてはいけない。物事には両面どころか多面が存在するからだ。そのためにもさらに多くの本を読むことが必要になる。
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大学・大学院で化学の研究をしていたが、学生時代にこれらの能力を磨くことは出来ただろうか?自身の知りうる範囲では、仮説構築は教授などの教官が行い、学生がその検証のための実験を行うという場合が多かったように感じる。特に、優秀な教授のいる研究室では、いかに教授に忠実な「ソルジャー」になるかが重要であるという話も聞いたことがある。大学や学部の特色で大きくことなるのかもしれないが・・・
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