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    サブプライムで儲けた人たち 【書評】The Big Short: Inside the Doomsday Machine Michale Lewis

    採点:★★★★☆
    サブプライムの裏側でどんな人がどんなこと考えてどんなことやってたか興味ある人におススメ。

    サブプライムローン、リーマンショックに関する書籍はその内部関係者のものも含めて沢山出ているが、本書はウォールストリートを出し抜いた人達の話。アメリカではかなりのヒットになっているようだが(米アマゾンでも480件のコメントがついている)、邦訳はまだ出てない。日本でそこまで売れるかな?

    The Big Short: Inside the Doomsday MachineThe Big Short: Inside the Doomsday Machine
    (2010/03)
    Michael Lewis

    商品詳細を見る

    ■あらすじ
    物語はサブプライムローン(の概念)が産み出された1980年代半を振り返りながら、その販売が右肩上がりの2005年から始まる。本書の主人公はウォール街の金融機関の人々ではなく、片目でアスペルガー症候群の元医者や、自宅のガレージでヘッジファンドを立ち上げた2人組みだ。彼らが如何にしてサブプライムローンに逆張りして大金を稼いだか、当事者の視点から生々しく物語りは展開して行く。

    ■感想
    英語力不足否めず、全てを理解できたとは言い難いが、非常に面白かった。このような話は生存者バイアスを意識しながら読まなければならないことは分かっているが、世の中の常識に捕らわれず、サブプライムに逆張りしていく彼らの考え方・行動力は非常に参考になる。こんな人生はエキサイティングだろうなと思いつつも、ファンドをクロージングせざるを得なくなった主人公の思いを思うと複雑・・・

    いろんな所でさんざん話が出ているが、改めてウォールストリートの内情には色々驚かされる。トレイダーの電話は全て録音されていたり、格付け会社はご機嫌取りのために評価をあげたり、サブプライムに乗っかって史上最大の損失を出していた人間まで大金を貰っている。税金で救って貰った彼らの行動は少しでも変わったのだろうか?税金を払った我々の行動は変わったのだろうか?まだまだ、逆張りすべき要素はありそうだ。

    本書の主人公は自分の子どもの症状から、自らもアスペルガー症候群であることに気がつく。アスペルガー症候群にもあったが、このような人々が力を発揮できる世界になりつつあるのかもしれない。特にアメリカはこのような人々の並外れた能力を上手く利用?できているのかも。コンピューター、ネットの出現は益々彼らに有利に働くだろう。
    One of the reason why computers are so appealing is not only that you do not have to talk or socialize with them, but that they are logical, consistent and not prone to moods. Thus they are an ideal interest for the person with Asperger's Syndrome

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    ベストセラーで読むアメリカ

    1)参考サイト:
    http://wedge.ismedia.jp/articles/-/902?page=1

    2)被害者?である「みづほ証券」などを実名で書いてあるので、日本の出版社は過敏に配慮して、翻訳は見送るのでは?

    Re: ベストセラーで読むアメリカ

    snowbeesさん

    コメントありがとうございます。

    最後の最後でババを引かされる役回りでみずほ証券が登場しますが、本書の主題とは関係ないですし、邦訳して欲しいものです。
    日本の銀行は何周も周回遅れにされているのでしょうね。

    > 1)参考サイト:
    > http://wedge.ismedia.jp/articles/-/902?page=1
    >
    > 2)被害者?である「みづほ証券」などを実名で書いてあるので、日本の出版社は過敏に配慮して、翻訳は見送るのでは?

    世紀の空売り

    Re: 世紀の空売り

    snowbeesさん

    中々早かったですね。翻訳者の方は存じ上げませんが、臨場感を再現してくれることを期待しましょう。
    本書の登場人物Steve Eismanはアメリカのfor-profit schoolが次のサブプライムになると言っているそうですが、どうなるでしょうか??
    http://motherjones.com/mojo/2010/05/steve-eisman-big-short-michael-lewis

    学生ローン大手のサリーメイ

     この記事と英文引用記事によれば、規制が始まる様です:

    http://www.fukeiki.com/2010/04/sallie-mae-cut-2500-job.html

    FACTAの書評は絶賛している

    「リーマン・コンフィデンシャル」を斜め読みしたが、オもろくない。しかし、管理人さんお奨めの「マイケル・ルイス」著作は、図書館へ予約しました。

    >もちろん、道化役として日本勢も欠かせない。尊大な日本の大手不動産の社長が、財務諸表を「トイレットペーパー」とけなされて絶句する場面。ラスベガスのホテルで対峙した不遜な中国人CDOトレーダーと、鉄板焼の「OKADA」で醤油に枝豆を浸して交わす会話に日本の農協が出てくる。ああ、農林中金。そして最後にババをつかんだみずほ証券のトホホ。

    http://facta.co.jp/article/201010003.html

    Re: FACTAの書評は絶賛している

    snowbeesさん

    「マイケル・ルイス」はマネーボールも面白かったですね。成毛さんもセミナーで面白いと仰っていたので、日本語訳も大丈夫だと思います。

    >「リーマン・コンフィデンシャル」を斜め読みしたが、オもろくない。
    リーマン本は内からも外からもそろそろ出尽くした感がありますね。「リーマン・コンフィデンシャル」は購入を検討していたのですが、やめておいてよかったです。
    プロフィール

    mrkmhiroshi

    Author:mrkmhiroshi
    広島(高校まで)京都(大学・大学院)東京(会社員)
    現在は噂の西麻布に住んでます
    成毛眞代表のHONZに参加してます http://honz.jp/
    職業:マーケティングコンサルタント
    趣味:読書、トレーニング、映画

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