2010年12月に読んだその他の本
今月は仕事が落ち着いた&面白そうな新書が割りとあったので、なかなか充実した読書生活が送れた。
以下で紹介する本についても、時間があれば個別エントリーを作成するかも。
TBSラジオDigで紹介されていたが、メディアリテラシーの入門としては良いかも。
今更読みました。内田樹の本は一冊読むと次々読みたくなるので、我慢してたがやっぱり面白かった。電子書籍に関する様々な本が出版されているが、印刷物の「危機耐性」について論じている人は少ないのでは。起こる可能性があったが起こらなかったことへ目を向ける姿勢はタレブに近しいものを感じる。皆におススメ。
総論賛成各論反対。とにかく全編が「悪徳政治家とパチンコメーカーに騙される健全な市民」という視点から描かれており、怪しい記述が沢山あるので注意深く読む必要がある。例えば、「親が子どもを殺すのは人間だけ」等と言う記述があるが、Wikipediにでもその例が見つけられる。
自助型(アメリカ)、共助型(大陸欧州)、公助型(北欧)の中でも金融危機後は公助型への期待が高まっているが、その前提には自立した個人が存在している。本書のタイトルが「なれるか」でなく、「なるべきか」であることにも意味がある。新たな公共、政府の役割について興味のある人におススメ。
Wikileaksによる外交文書のリーク、尖閣ビデオのYoutubeの流出など、ジャーナリズムのあり方が大きく変化している。著者は元毎日新聞河内氏とTBSの金平氏であるが、新たなメディアに対してもフェアな視点から分析されている。日本にハフィントン・ポストが生れる日は来るか。メディア、ジャーナリズム、情報の無料化に興味のある人におススメ。
大前ウォッチャーとしては読まないわけにはいかない。ホームレスマネーの新しい行き先について論じられている。BRICSの次はVITAMINらしいよ。
知ってるようで知らない予防接種と、リスクに対する向き合い方について書かれた一冊。ウィルスやワクチンに関する解説がもう少し丁寧にあったも良かったのではと思うが、全体としては非常に面白かった。インフルエンザに限らず、マスメディア、リスクとの向き合い方も学べる一冊。
この手の本は久しく買っていなかったが、ネットで評判が良かったので買ってみた。まぁ、興味のある人はどうぞ。
内田樹の文章もそうだが、日垣隆の文章も中毒性がある。しかし、年間の資料代500万円ってすげーな。占いを非科学的と切り捨てるのは簡単だが、非合理的な人間にもたらす効果をきっちりと分析し、利用できる部分は利用しようという姿勢はさすが。
以下で紹介する本についても、時間があれば個別エントリーを作成するかも。
![]() | ダメ情報の見分けかた―メディアと幸福につきあうために (生活人新書 334) (2010/12/08) 荻上 チキ、飯田 泰之 他 商品詳細を見る |
TBSラジオDigで紹介されていたが、メディアリテラシーの入門としては良いかも。
![]() | 街場のメディア論 (光文社新書) (2010/08/17) 内田 樹 商品詳細を見る |
今更読みました。内田樹の本は一冊読むと次々読みたくなるので、我慢してたがやっぱり面白かった。電子書籍に関する様々な本が出版されているが、印刷物の「危機耐性」について論じている人は少ないのでは。起こる可能性があったが起こらなかったことへ目を向ける姿勢はタレブに近しいものを感じる。皆におススメ。
![]() | なぜ韓国は、パチンコを全廃できたのか(祥伝社新書226) (2010/12/01) 若宮 健 商品詳細を見る |
総論賛成各論反対。とにかく全編が「悪徳政治家とパチンコメーカーに騙される健全な市民」という視点から描かれており、怪しい記述が沢山あるので注意深く読む必要がある。例えば、「親が子どもを殺すのは人間だけ」等と言う記述があるが、Wikipediにでもその例が見つけられる。
![]() | 日本はスウェーデンになるべきか (PHP新書) (2010/12) 高岡 望 商品詳細を見る |
自助型(アメリカ)、共助型(大陸欧州)、公助型(北欧)の中でも金融危機後は公助型への期待が高まっているが、その前提には自立した個人が存在している。本書のタイトルが「なれるか」でなく、「なるべきか」であることにも意味がある。新たな公共、政府の役割について興味のある人におススメ。
![]() | 報道再生 グーグルとメディア崩壊 (角川oneテーマ21) (2010/12/10) 河内 孝、金平 茂紀 他 商品詳細を見る |
Wikileaksによる外交文書のリーク、尖閣ビデオのYoutubeの流出など、ジャーナリズムのあり方が大きく変化している。著者は元毎日新聞河内氏とTBSの金平氏であるが、新たなメディアに対してもフェアな視点から分析されている。日本にハフィントン・ポストが生れる日は来るか。メディア、ジャーナリズム、情報の無料化に興味のある人におススメ。
![]() | お金の流れが変わった! (PHP新書) (2010/12/16) 大前 研一 商品詳細を見る |
大前ウォッチャーとしては読まないわけにはいかない。ホームレスマネーの新しい行き先について論じられている。BRICSの次はVITAMINらしいよ。
![]() | 予防接種は「効く」のか? ワクチン嫌いを考える (光文社新書) (2010/12/16) 岩田健太郎 商品詳細を見る |
知ってるようで知らない予防接種と、リスクに対する向き合い方について書かれた一冊。ウィルスやワクチンに関する解説がもう少し丁寧にあったも良かったのではと思うが、全体としては非常に面白かった。インフルエンザに限らず、マスメディア、リスクとの向き合い方も学べる一冊。
![]() | イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」 (2010/11/24) 安宅和人 商品詳細を見る |
この手の本は久しく買っていなかったが、ネットで評判が良かったので買ってみた。まぁ、興味のある人はどうぞ。
![]() | こう考えれば、うまくいく。 (2010/12/16) 日垣 隆 商品詳細を見る |
内田樹の文章もそうだが、日垣隆の文章も中毒性がある。しかし、年間の資料代500万円ってすげーな。占いを非科学的と切り捨てるのは簡単だが、非合理的な人間にもたらす効果をきっちりと分析し、利用できる部分は利用しようという姿勢はさすが。
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